大阪眼衛生協会の眼鏡士資格を1971年に取得。それからさらに5年後、視能訓練士の資格を取得。 その後、視能訓練士の資格をベースとしてケアマネージャーを取得し、さらに眼鏡士からSSS眼鏡士を取得。これらいずれの資格も活かし実務を行うことによって、眼鏡視力において総合的スキルを身につける。 現在は、SSS眼鏡士と視能訓練士の資格で眼鏡の販売や、視能訓練士としての眼科的な知識や技術は駆使し、数々の参考書を出版。 そして、日本の眼鏡技術向上のために講演などを重ねている。
昭和46年 | 眼鏡士 取得 |
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昭和50年4月 | 視能訓練士免許 取得 |
昭和55年4月 | 日本眼鏡技術専門学校講師専任講師 |
平成15年2月 | SSS眼鏡士 取得 |
眼鏡視力研究所を開設したのが平成4年9月。 最初は日本眼鏡技術専門学校の卒業生の一人に手伝ってもらっていました。 知り合いの眼科へ検査のお手伝いをしに行かせ、そこで眼鏡販売をさせていただきました。 同時に研究所では、予約制でお客さまに来ていただき、検査を中心とした『徹底した検査が出来るメガネ店』をキャッチフレーズに眼鏡販売を手掛けました。
平成8年からは色覚レンズセンターとのコラボが始まりました。 同時に眼鏡業界に向けて検査技術の重要性も主張し出しました。 日本眼鏡技術者協会の実技講習も担当したのもこの頃からです。
平成13年12月からは神戸市灘区の山中眼科でも視力研究所を併設して現在に至っています。
【平成9年】
両眼開放屈折検査の手順
【平成10年】
近用眼鏡処方の手順
【平成11年】
装用テストの実際
【平成13年】
立体視検査
【平成14年】
自覚的屈折検査の基本、熟練者の為に
【平成15年】
オートレフから度数決定まで
【平成16年】
メガネ10項目検査と調節検査
【平成17年】
輻輳と開散の検査
【平成18年】
バランステストの各種
【平成19年】
上下斜位をどうするか
【平成20年】
眼疾患のある眼の屈折矯正
【平成21年】
完全矯正から眼鏡度数へ
【平成22年】
屈折矯正の簡略化-手抜きはどこまで許されるのか
【平成23年】
仮枠だけの検眼-片眼遮蔽屈折検査から度数決定まで
【平成24年】
検査の結果思わぬ値が出たら
【平成25年】
眼位検査の各種
【平成26年】
視力検査のあり方
【平成27年】
クロスシリンダー詳解
◆ 立体視検査
◆ 新版装用テストの実際
◆ 近用眼鏡処方の手順
◆ 両眼開放屈折検査の手順
◆ 眼鏡&コンタクト精選問題集(上・下)
◆ 野矢さんの眼鏡学講座
◆ 野矢さんの眼鏡学講座(2)
◆ 野矢さんの眼鏡学講座(3)
● 不等像を融像する能力について《視能訓練士学会》
● 放射線乱視表の巧妙な使い方《視能訓練士学会》
● 眼鏡レンズにおける歪みの検討《眼光学学会》
● 色覚補正レンズの検討《眼光学学会》
● 眼鏡店で見逃しやすい眼疾患(総説)《日本眼鏡技術研究会》
● 眼科診療所における米国式21項目検査の現状《中部眼科学会》
● 両眼開放オートレフラクトメータの使用経験《視能訓練士学会》
● 視能訓練士として、ケアマネージメントへの関わり《日本ケアマネージメント学会イン京都》
● General Fibrosys syndrorme が疑われた両眼上転障害眼に両眼基底上方プリズムを処方した事例《眼鏡学ソサエティ》
● 眼鏡・ソフトコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズでの矯正による近視進行比較《視能訓練士学会》
眼鏡はクレームの多い商品だと考えています。 そうして解決すべき課題が山積しているのです。
いくつかの例を挙げてみましょう。
眼鏡を掛けるのを嫌がる人は多いけれども、その原因はなぜなのか。 眼鏡を掛けない方が本当に近視は進みにくいのか。 ネジが緩んで来られる場合が多いがこれは当たり前の事なのか。 レンズのアッベ数が最近は小さくなっているが、以前は許容していなかった値でも良いのか。 先天性の遠視で加齢と共に度数が変わる人と変わらない人がいますが、どうしてでしょうか。
こうした眼鏡が持っている課題を少しでも解決する努力が必要だと考えています。 それには眼鏡学や眼科学の学習と研究が成されねばなりません。 学習とは先人からの知識や技術を引き継ぐ作業です。 研究とは眼鏡の未解決問題を解こうとする努力に他なりません。
眼鏡業界全体での取り組みが出来れば良いと考えています。
眼鏡士の皆様はどうした時に仕事の遣り甲斐を感じられるのでしょうか。たいていの方が、お客様から眼鏡の高い評価を受けた時だと答えられます。 「あなたに作ってもらったメガネ良いわ」の一言です。
この言葉を少しでも多く頂く為に、眼鏡技術を身に着けなければなりません。 そうして眼鏡の技術は、検眼と加工、フィッティングからなっています。 この三つはどれも大切だと思います。しかもこれ等は相互に関連性を持ち、独立させて考える事が出来ないのです。 ここに眼鏡技術者としての職務があります。
しかし中には全てを器械任せで販売しているお店もあります。 つまりは眼鏡技術者不在で販売員丈のお店です。
この眼鏡技術者と眼鏡販売員の区別が、消費者には出来ないのです。 このように言いますと、資格が必要だとの声が出てきます。 それも間違いでは無いのですが、技術者一人一人が、お客さまに技術の大切さをアピールしなければならないと思うのです。
ETDRS視力表による治験の視力測定業務で視力測定者及び視力測定室の認定業務を受諾しています。 これまで、複数の製薬会社との契約により延べ2,000人以上の視力測定者認定を行いました。各社の対象薬剤により、各々の治験計画書に基づき実施しますが、守秘義務は厳守します。
深視力検査は、大型及び二種免許試験の更新時に義務づけられています。
手元に前後2cm以内を合格とする確認ランプ付き。検査距離は2.5mです。
視力とは違い、両目の遠近感や立体感を感じることのできる、遠近感の判断能力のことを言います。
眼科や眼鏡店に設置されています。
医療用具 承認番号 21500BZZ00050000
[No.S8000] 148,000円(税別)